激しくつまらん・・・・・・・

せかちゅー映画版なんですけども。
2時間ちょっとで語られていることもあるんだろうけど、なんかサクと朔ちゃんの独りよがりな思い出話にしか見えんのだ。
在りし日のアキがどう思っていたのかとか全然伝わってこない。
おまけに現代の彼女である律子の苦悩の思い出とかの方が際立ってメインヒロインはアキじゃないの?みたいな。
それでも若き日のサクを演じる森山君や、アキを演じた長澤さんはとてもいい感じではあった。

急ぎ足で描かれた若き日の思い出は、徐々に距離を詰めていったはずのお互いのどきどきとかは描かれず、出会いの次のシーンからはもうラブラブというなんか腑に落ちない感じではあったものの、まぁそれを差し置いてみればとても丁寧に描かれているとは思う。
サクの親友である幼馴染3人がほとんど出てこないのとか、サクとアキの両親ですら全然出てこないから、アキの白血病発覚後の展開がとてもざっくばらんに描かれている気もしますけども。
本来は白血病発覚前と後の幸せに向かう展開から未来の見えない不安に包まれた展開との対比が泣かせるポイントになっているはずだったのにその辺全然伝わってきません。
あれだけの役者を揃え、演技面ではほんと文句のつけようがないのに、肝心のストーリーがこれでいいのか。いくねーよな。

この映画のクライマックスでもあるオーストラリアもそうだった。
そもそもオーストラリアに行く約束のあたりから違和感があるというか無理があるというか。
アキがオーストラリアにあこがれる経緯の描き方が未熟で、とても幼稚なんだもの。
その約束を守ろうとして現在でオーストラリアに向かうわけですけど、最後の最後、アキとの約束をようやく果たせた朔太郎が何であんなすがすがしく笑顔なのかも伝わりきらないし。
なんつーか単純にようやく忘れてもいいといわれて開放されてラッキー。位にしか見えない。

ドラマ版では現代の朔太郎はアキとの過去を思い出にすることができず、非力だった自分を責め続けて苦悩していたけど、映画版の朔太郎は過去の出来事に目をそむけ、思い出を封印して生きているように見えるからなのだろうか。
まぁどっちがリアルなのかといえばおそらく映画版なんだろうけども。
誰だって本当につらい思い出はなるべく思い出さないように生きていくのだろうし。
でも納得いかない。

こうやって感想を書き出していくと改めてドラマ版のすごさを感じる結果でした。
映画版は比較的原作に忠実な展開だったそうなので、もう原作を読むことはないと思われます。
ていうかこの程度の話で世の皆が泣き崩れ、ベストセラーになったのかがちっともわからん。
これじゃただのつらい過去を背負った男の独りよがりな思い出話でしかないじゃんか。
わたしがせかちゅーに心底ほれ込んだのは、中心となる二人の気持ちと、その二人にかかわる人々の想いがとても丁寧に描かれていたことが最大の理由だったというのにね。
同じ原作をもってして、ここまで描かれる世界が変わるのかと痛感する結果でもありました。
まぁ時間に制約がある映画と、かなりの自由が効くドラマじゃ比べるのも悪い話なんだろうけどさ。

あーあ。無難にスタンダード版を買って置けばよかったかな・・・・・
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by noscom-1st | 2004-12-30 20:00 | その他感想
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